24 February '2006 - 02:20 | アメリカ生活 日本からのお土産
久しぶりに義母が遊びに来た。 いつもどおり、一ヶ月くらいの滞在。我が家にとって、義母が来ることで嬉しいことはたくさんある。
まず一番嬉しいことは、子供たちの遊び相手になってくれること。
子供たちがお祖母ちゃんにべったりになると、子供たちが起きている時間でもゆっくりと好きなことができるようになる。
ふだんは、寝てくれるまでは何をやってもすぐに邪魔をされるので、寝るまでは何も集中してできないが、おばあちゃんがいてくれるこれから一ヶ月は、子供が寝るのを待たなくていい。夜が凄く長く使えるのは素晴らしい。ほんと、早く大人になって出て行って欲しい。
また、子供たちの日本語能力が自然と向上するのも嬉しい。テレビも英語だし、幼稚園も英語だし、周りにはガイジンばかりだし、日本語に触れる機会が日本の子供たちと比べて圧倒的に少ないというガイコク暮らしなので、日本語しかできないお祖母ちゃんと四六時中遊ぶことになるという状況は、子供たちにとってすごく好ましい。
子供を育ててみて感じたことだけれど、一人と一ヶ月話すよりも、四人と一週間ずつ話す方が、言葉は遥かに上達するように思える。つまり、日本語に接している時間だけではなく、いろいろな人であればあるほど効率よく吸収されるように見える。実際、お客さんが来ると、毎回、子供たちの日本語力が飛躍的に向上するのがはっきりと確認できる。
ちなみに、自分のことで思い返してみても、英語がすごく上手になったと思っていたのに、初めて会ったお客さんの言ってることがよく分からなくて思い知らされた経験が何度も、何度も、何度もあった。いつも同じ同僚とばかり話していて意思の疎通がスムーズにできるようになるから、上達しているような錯覚をしてしまうわけだが、実際の力は、初めて会った人とどれだけちゃんと会話、議論ができるかだ。そのためにも多くの人と話をするのが一番効率がいい。子供でも同じ理屈だろうと思う。
さて、次に嬉しいことは、あちこちに連れて行ってもらえること。
地元の観光名所とかなんてふだんワザワザ行ったりしないが、義母にとってはここは地元ではなくガイコクなわけだから、とうぜんそういうところにも連れて行けと言う。もちろん、連れて行くことになる。ただ、行ったことのあるところに何度も行くのはこちらとしても面白くないので、お客さんが来るまではあえて行かないでおこうと、わざと未知の場所をいくつか確保してある。だから、こうやって誰かが来てくれると、そういう場所にとうとう行けるのが嬉しい。
それに、義母が行きたいと言って行くことになるところに関しては、往々にして義母が財布をもってくれるという特典もついて来る。ちょっと値の張るレストランとか、こういう機会にこそ行きたい。女房の義母だと、こうはいかない。親に出させて恥ずかしくないのかと、逆に責められるから。
ちなみに、今回は LA に連れて行けと言われているので、来週あたり散策してくる予定。LA は今までも何度も行ってるけれど、美術館とかはぜんぜん行ってないんで今回はそういうのを攻める予定。
そして最後にもうひとつ嬉しいこと。それは日本からのおみやげ。
amazon.co.jp のカートに入れっぱなしにしていたたくさんの本をぜんぶ持ってきてくれるのも嬉しいけれど、なんと言ってもデフォルトで赤福を持ってきてくれるのが最高。
これは、たぶん名古屋から来る人にしかできない芸当だと思う。
若い頃は、名古屋から東京に出かけるときに、この上の写真の12個セットを二つほど名古屋駅で買って、東京に着くまでに1セット平らげて、残りの1箱をお土産にするくらいの腕前だったのだけれど、今では一気に食べられるのは 6つくらい。なんか、歳を取ったなあ、と。
Yone () - 25 February '2006 - 02:31
ひろしま () - 25 February '2006 - 02:42
まこと - 26 February '2006 - 09:11
ひろしま () - 26 February '2006 - 17:09
davilin (ウェブサイト) - 05 March '2006 - 03:23
まあ、ぼくくらいの高段者になると、目を瞑れば五分以内に熟睡状態になってしまうわけですが、子供がその域に達するのはいつの日のことか…
子供だけで勝手に寝てくれるようになる日が待ち遠しいです。
ひろしま () - 07 March '2006 - 19:21