ぼんやりと考えたこと

05 September '2007 - 20:31 | iPhone $200 のお布施

新型 iPod が iPhone ライクになることは既定路線だったのでそれはよいのだけれど、問題はその iPod には何が載り、何が載らないのか、だった。

ぼくの予想は、新しい iPod はまったく iPhone と同じ外観になり、噂の Wi-Fi iTunes が載りつつも MobileSafari は載らないんじゃないかな、というものだった。

というのは、MobileSafari を載せると二つの問題が発生すると予想していたからだった。つまり、ひとつはキーボードの国際化で、もうひとつは iPhone が売れなくなってしまうのではないか、ということだった。

MobileSafari が動いてウェブが使えるのに、キーボードは英語専用というのはありえない。MobileSafari が動くなら、キーボードも各国語対応する必要がある。また、完全な Wi-Fi ウェブ端末になってしまうと、iPhone の売れ行きは相当に伸び悩むことになるのではないか。iPhone を買わせるためにも、MobileSafari は次のバージョンまで取っておくんじゃないだろうか。

と、こんな風に思っていたわけですが、どっちの懸念も予想を裏切ってきっちりと対応されてきた。つまり、国際化キーボードが実装され、iPhone の値段は iPod と一緒になった。

これで、iPhone を買うのはばかばかしいので iPod を買うという流れは防げる。16GB が欲しいか、電話（とまだ iPod touch には入れてくれていないメールなどの機能）が欲しいか、それだけのことになった。

実に分かりやすい。ほんと、この製品ラインナップはさすがとしかいいようがない。最小限の選択肢で、どれを買っても幸せになれる。

さて、というわけで、iPod touch についてくる国際化キーボードがさっさと iPhone でも使えるようになってくれれば、ぼくはもう何も望みません。

哀シリーズが予定通りというか、予定よりもだいぶ早くお蔵入りしてくれることになって、本当に嬉しいです。iPhone 日本語版が発売される来年までの儚い命なので「哀」と付けてみたのだけれど、こんなに短命だなんて、本当に嬉しいような嬉しいような。まじ、早く使いたすぎます。日本語でメールの返信がしたすぎます。

ていうか、正直、そんなことはどうでもいいです。

女房に打診もせず、清水の舞台から飛び降りるつもりで iPhone を $599 で買ったぼくとしては、たった二ヶ月で $200 の値引きというのはさすがにヒドんじゃないかと思うわけです。祭りの参加費が $200 ってどんだけかと。

ま、そういうわけで、いま、悪徳弁護士を雇って訴える準備をしていますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。