ぼんやりと考えている人

ひろしまなおき (廣島直己)
名前: ひろしまなおき (廣島直己)
住処: シリコンバレー
職業: しがないプログラマ
家族: 愛妻一人、息子一人、娘一人
道具: ハーレー二台、ギター三本
電紙: n at h7a.org

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以前にぼんやりと考えたこと

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28 June '2005 - 01:11 | 子育て, 日米対決 ハイチェアのないレストラン

可愛い我が子の寝顔を見ていると、全てが帳消しになってしまうとはいえ、それでも子供を育てるということはかなり面倒でプレッシャーのかかる作業だ。

そんな中、アメリカで子供を育てていて嬉しいと思うのは、社会が子供に凄く優しいということがある。

確かに我が子はこの世のものとは思えないほどに美しい存在なので、何か言いたくなるのも止むを得ないのは分かるのだが、会う人会う人、なんて可愛い子なん だと目を細めて喋りかけてくる。会う人っていっても、スーパーとかですれ違うだけのまったく知らない人たちとか店員とか、いわゆる他人である。

つまり、外に出ると、子供と目の合った他人が喋りかけてくるわけだ。なんと可愛い子だ、と。はっきりいって、かなり嬉しいし、幸せに思う瞬間だ。

日本では、あまり他人が馴れ馴れしく喋りかけたり、目を合わせたりはしないわけだが、実は、それどころか、なんだよ、ガキ、うぜーな光線があちこちから飛 んでくる。ストローラーなんてジャマなもので場所を取るんじゃないとか、ぎゃーぎゃーうるせーんだよ、とか、そういう光線だ。だから、公園デビューとかワ ケの分からないことになっていくのだろうか。

中国の知り合い曰く中国ではぜんぜんそんなことはないらしいので、この傾向はアジア的というわけでもないようだが、やはり、日本的には、殺伐としてるのが いいんだろうか。当事者としては、あんまりよくないんだけれど。もしかして、その殺伐としたのがいいんだってことが分からないなんて、おれがアメリカナイ ズしすぎってことなのだろうか。


さて、アメリカにいて、なお、日本は子供に優しくないなあと思う瞬間がある。日本食レストラン、通称ジャパレスに行った時である。

昨日、久しぶりにサンフランシスコのダウンタウンに行ったついで、日本町に寄った。久しぶりに様子を窺うとともに、なんか、日本食でも食って帰るか、と。

が、しかし、我々は驚愕の新事実を発見することになった。なんと、日本町の日本食レストランには、ひとつとしてハイチェアがなかったのだ。はっきり言っ て、かなりのショック。実際には二軒ほどハイチェアのある店はあったけれど、ベニハナとどうみても本当の日本人向けじゃない店だった。ベニハナって、ガイ ジンにはジャパレスなんだろうけど、日本人にはジャパレスちゃうから、やっぱり日本人のやってるジャパレスでは、ハイチェアはどの店にもなかった。

ここは日本か。いや、確かに日本町だけど、そこまで忠実に日本を再現する必要があるのか。いや、日本の味まで完全に再現しているのなら文句は言わないかも知れないけれど、ぜんぜん味の再現はしてないじゃんか。なんなんだ、この仕打ちは。

アメリカで、ハイチェアのないレストランなんて、ジャパレスくらいしかない。いや、超高級系ならないかも知れないけれど、ふつーのレストランなら、どんな 高級なレストランでも、必ずハイチェアはある。小さな子供がいるから楽しめないレストランなんて、そんな差別がアメリカで許されるわけがない。

ハイチェアがないってことは、そういう子供を連れては来るなってことだ。ああ、行かないよ。無理していく必要もないし。

結局、全ての店を回って聞いてみたけれど、「あ、ハイチェアですか、ないです。すみませーん」と何度も何度も聞かされた。

入る店、入る店、おまえら、お呼びじゃないと言われているわけで、さすがにかなり空しくなってきて、日本町で晩飯を食うのは諦めて、帰ることにした。うち の子が大統領になった時、後悔するぞ、おまえら。すでにかなり寂れて、韓国町の様相も呈してきているが勝手にしろ。もう、たぶん二度と来ないからな。


晩飯は、うちの近所のイタリアンで食った。子供用にクレヨンが出されて、子供メニューには塗り絵があって、テーブルクロスは大きな白い紙で落書きし放題。 アメリカのレストランではよくある子供対策。味もけっこういいし、子供にも優しいし、とても快適な晩飯だったのだが、なんで、こういう感じで日本食が食え ないのだろうか。その店があまりに快適だったので、余計に敗北感を味わった感じがした。

日本の親たちは、どんな感じでストレス発散したりしているのだろうか。今でも気軽に外食なんて夢のまた夢なんだろうか。少子化が問題になってるこのご時世、もしかして社会は一変して子育て天国になっているのだろうか。

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つらいよー。日本。何だか最近疲れています。うちの子の天真爛漫さ(馬鹿ではない:-))に救われているのだけど。ちなみにストレス解消に8月末に香川に讃岐うどんを食べに行ってきます。米旅行は来年かなぁ。あ。うどん食べる? 食べるならお土産送るよー。:-)
やはり今でも辛いのかあ。日本しか知らなかったらそれが当たり前でなんとも思わないのかも知れないけれど、一度アメリカで子育てを経験してるから余計に大変に感じるというのもあるんだろうねえ。それにしても、お母さんに似て天真爛漫(馬鹿ではない)に育ってるようで何よりです。
それから讃岐うどん、もちろん食べます、食べます。もし送れるものがあるようなら是非おながいします。送れるものがなかった場合でも、なんとか、よろしくおながいします :-)
今は加ト吉の冷凍麺があるから昔よりかはかなり状況はいいんだろうけれど、それでも、うどんと蕎麦は、今でもガイコク暮らしの七大問題のひとつだからねえ。うーん、早く讃岐うどん、食いたいなあ。
ウゼーな光線は日本の地方は感じませんね。
アメリカでも、NYの地下鉄なんかに乗ると、光線発射されるのでは?
アジア人が少ない地域でも、光線を感じるかもね。
黒人が白人地域に行くと、光線を感じまくるので、あまり行かないらしい。

  
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酢ハムがいったいどんなハムなのかはともかく…
 

 

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