17 January '2005 - 01:43 | 英語 どこにでもいるのにソレが何かを言うのが難しい
アメリカに来た日本人が意外と喜ぶものにリスがある。
渡米当初、リスがこんなにたくさんいるなんて知らなかったオレは、リスを見るたびに凄く嬉しくなって、ステキなガイコクにいてしまっているんだなあボクちゃん…とほくそえんだものだ。
そして、あるとき、そういえばリスってなんていうのか知らなかったなと気づいたオレは、あれって何?って訊いてみた。答えは当然 squirrel だった。カタカナにすればスクヲローみたいな感じ。
で、スコーロー?とか訊き直すも、違う squirrel とか言われるのを、何回も何回もループした。ホイコーロー?違う、回鍋肉って中国人に言われるのに似てるね。
仕方ないので、スペルを訊いてみたら、squirrel というので、なんだよ、スクアレルかよ、そう言ってくれよ、とか言ったら、ぜんぜん違うと言われた。英語の発音を真似するには実はスペルなんて知らない方がいいことの方が多い。結局、カタカナ的にはスクヲローが一番近い。
で、何が言いたいかというと、アメリカ人の子供なら誰でも言える、アメリカで木のあるところならどこにでもいるリスを、まともな日本人には正確に発音できるわけがない音にしてしまうアメリカ人の不合理さに文句が言いたいということ。まともな韓国人がボクといえなくてポクと言ってしまって日本鬼子に文句を言いたいというようなものなのだ。違うけど。
ちなみに、アメリカとは正反対で、日本は細部にだけこだわる文化なので、こと英語ということになると、意思を伝えるという言語の本来の目的など何の意味も価値もなく、ただ綺麗なネイティブ風発音をペラペーラと発声することこそが本当の目的となる。
だから、たとえば Saturday をサラデイなどと発音して悦に入ったりするわけだが、それでは当然ながら本当の意味での英語は上達しない。
発音にこだわることはとても大事なことだが、アメリカ人のような発音はそもそも無理なのだから、後で余力が余ったときにでも考えるという諦めの境地に早く至れば至れるほど英語学習の効率はあがるであろうということを日本で英語を勉強している人たちにいいたい。言い過ぎたい。そんなことではないのだよ、と。
とにかく、リスを綺麗に発音できなくても困ることはない。困るとしてもそれはアメリカ人の方なのだからほっとけばいい。難しすぎる発音にしたのはアメリカ人の責任だ。おれがなんて言ってるか分からなくて困れ、困れ。ふっ。
それはそうと、リスは可愛い。可愛すぎる。
人類最後のアンチ・リス原理主義者であったよっちゃんもとうとう降参したし、もう、思い残すことはない。リス最高。リスに幸あれ。リスよ永遠に。May squirrel be with you!
虫 () - 16 January '2005 - 12:08
ひろしま - 16 January '2005 - 21:58
虫 () - 16 January '2005 - 23:37
よっちゃん () - 17 January '2005 - 00:00
ひろしま - 17 January '2005 - 01:43