02 August '2006 - 23:03 | 子育て 初めてオイル交換
週末から二週間ちょっとの旅に出るため、バイクの整備をすることにした。だいたい 5,000マイル (8,000km) くらいを走ることになりそうなので、まずはオイルを交換。
冷たいオイルは硬いので、とりあえず買い物に出かけてエンジンを温める。夕飯後、エンジンがほどよい温度にまで落ちてきたころ、おもむろにガラージで作業を始める。すると案の定、息子が見に来た。
父さんが何をしようとしているのか、彼にはさっぱり分からないわけだが、バイクの下に手を入れてゴソゴソしているのでバイクを修理しているんだろうと興味深々。工具を手にガチャガチャやっているのを見ると、自分もやりたくて仕方なくなるようだ。まあ、怪我するだけなので、まだ真似させることはできないが。
オイルを交換すること、交換する理由、オイルとはなんなのか、などを説明しながら作業する。どんな説明も彼を納得させることはできず、同じもしくは違う質問が何度も繰り返される。
核心部分を見ようと、周りをひっきりなしにうろちょろしていて邪魔だったので、少し遠くから眺めるように作業を見させていた。危ないというのもある。
そして、あと一回転ほどでドレインボルトが抜けそうになったころ、何をしていて何が起きるのかをよく見せてやるため、側まで近寄らせる。ライトを手に持たせ、ドレインボルトに光を当てさせ、その瞬間を間近で見せてやる。
ボルトが落ちたと同時にとろとろと出てきたオイルに感動する息子。いままで説明されていた「おいる」という得体の知れないものが何なのか、やっと目にできて嬉しくて仕方ないらしい。オイルが抜けていく様子を黙って見続ける。
すぐには終わらないから放っておけといっても、このまま見ていたいと言って聞かない。なんと言っても息子にとっては生まれて初めて体験するオイル交換なので、ほんとうに楽しくて仕方ないらしい。流れ落ちるオイルの量が少しずつ減っているということにすら感動している。見せてやる甲斐がある。
何を手伝ったというわけでもないが、軍手をしてライトを手に持ち、抜けていくオイルを一所懸命に観察している彼は、父さんと一緒にオイル交換をしているのだということが誇らしくて仕方ない。「手伝ってくれてありがとな。おかげで作業がはかどったよ」と言うと、元気よく「うん!」と自慢げに胸を張った。
いつか、エンジンのオーバーホールとか一緒にできるようになったら最高に楽しいだろうなあ。
息子を寝かせるため、オイルフィルタの交換と新しいオイルを入れるのは、明日、一緒にやると約束した。明日が楽しみで仕方ない様子だ。
良いお話ですね。うちも男の子がいるので
もう少し大きくなったら、こんな風にできるかな、と思いました。
ちなみにうちはブレーキパッドの交換を家でやったときに一緒に少し手伝ってもらったら
目をキラキラさせてました。
mm - 09 August '2006 - 04:52
ひろしま - 22 August '2006 - 13:16