30 August '2005 - 23:23 | アメリカ生活, DMV 納車に11ヶ月
全ての道具を手にいれたおれは、何度もアイテムを確認した上で、9:45 に DMV に到着した。 最後の面だ。当然ながら、整理券を待つ人たちは、建物の外にまで並ぶ長蛇の列。30人以上は並んでる。予約なんてあってもなくても関係なし。お約束。
このままだと整理券をもらえるのは 10:30 を軽く過ぎるんだろうなあと諦めていたら、整理券を配る係員も、増え続ける長蛇の列に嫌気が差したのか、なりふり構わず整理券をどんどん配り始めた。自業自得だ。
結局、相当に長かった待ち行列はあっという間に片付き、10:00 には DMV の中に入ることができた。中は予約してない人たちでごった返しえているが、予約してあるおれは、整理券さえもらってしまえばこっちのもの。あとは順番が来るのを待つだけ。
すると、5分も待たずに自分の番が来た。いい感じ。と思いきや、おれの担当は、あの女だった。おれに無駄足を踏ませて悪びれもしない、あの ugly bitch だ。Don't tell me...
一瞬、なんともいえない不安な感覚が全身を包み込んだが、いまさら何ができるということもあるまい。自信を持て、おれ。
当然ながら、敵はおれのことなど覚えているはずはないのだが、その女が手書きでいろいろと書いておれに渡したものをこれ見よがしに見せながら状況を説明し てやったら、あぁ、と思い出した様子。ていうか、これ、まだ終わってなかったのねえ的な冷笑が、その女の口元を結んだその刹那をおれは逃さなかった。
馬鹿野郎、これを食らえ、と全ての書類を懇親の力を込めてその女の眼前に叩きつけてやったのだ。Charles から Beth への名義変更依頼書。Beth からおれへの名義変更依頼書。Charles の Title 紛失届けと、Title 再取得委任状。そして、銀行の債権放棄証明書。ぜんぜんおれとは関係がないし、おれが用意するべき書類じゃないのに、とにかく、おれは一ヶ月以上かけて全 ての書類を集めたのだ。おれの勝ちは揺るがないのだ。
全ての書類にさっと目を通したその女は、勝負あったと観念したのか、そそくさと手続きを始めた。5分後にはレジストレーションとシールをくれた。All set.
終わった。
ここまでの戦いの苦しさを思えば、あまりにも簡単に、あっけなく、ポキンと折れるように終わってしまった。たとえて言うなら、ドルアーガの塔の 60階みたいな感じだ。逆に分かりにくいか orz
というわけで、みなさんお騒がせしましたというというか、今まで応援ありがとうというか、楽しませてあげたんだから礼を言うのはそっちだろとも思うわけだ が、2004年9月22日に購入したポンコツ中古のアメ車は、今日、2005年8月30日にとうとうおれのものになりますた。乙。
ていうか、まじ、おれのになったよね?なったんだよね?
これで終わったんじゃつまんないよ?
koji - 31 August '2005 - 03:40
終始、楽しませて頂きました、ありがとうございます
あとは、同じことが私の身に降りかからないことを祈るのみです。
davilin () (ウェブサイト) - 31 August '2005 - 05:09
davlinさん: 全ての在米邦人の身に同じ喜劇が降りかかることを、心から願っています。
ひろしま () - 31 August '2005 - 16:46