10 October '2003 - 23:04 | 雑記 超難しい簡単設定
先日買ったパソコンが届いた。来週中ごろだと思っていたので嬉しい。しかも、今日は金曜日というのが素晴らしい。 さて、届いたままの状態で使ってもいいのだろうけれど、プリインストールの状態だと、すべてのディスクを使い切ってないことと、使わないアプリケーション<%= fn 'AOL とか' %>がたくさんひっていることが許せない。それに、どうすればその状態までスクラッチから持ってこれるかということも分からないのも気持ち悪い。というわけで、ひととおり遊んだら、さっそくフォーマット。って、これがまた時間がかかる。60Gバイトもあるから仕方ない。
待っている間に、一緒に届いた802.11gの無線ルータの設定をすることにした。今まで使っていた802.11bの基地局と交換するだけだし、さくっと交換できるかと思いきや、このルータの設定の難しいことこの上なしで愕然。
まず、とりあえずは付属のCDROMを入れて設定しようとしたら、インターネットに接続できませんと言う。そりゃそうだ、今からどうやれば接続できるか設定してやるわけだから。
しかし、このルータ、まず、インターネットに接続できる状態から始めなくてはいけないことが分かった。わけわからんけど、仕方ないので、もとのルータに戻して、設定ツールを起動してみる。
「インターネットの接続が確認されました。ケーブルを新しいルータに接続しなおして下さい。」
言われるとおりに接続しなおすと、IPアドレスを貰いに行くという。はいはい。貰ってください。と思いきや、貰えませんでした、という。ワケ分かりません。
何度やってもうまくいかないので、設定ツールを使うのをやめて、直接ブラウザで設定することにした。今時のルータは、ブラウザで設定できるのだし、それが一番簡単だ。
設定ツールの表示から、そのルータが192.168.2.1ということが分かったので、手で同じネットワークアドレスのIPアドレスを設定して、ルータにHTTPでアクセスしてみる。お、できた。やっぱ、これだ。
一通り設定を終えて、さて、どうだ。ルータからpingできるツールがあったのでpingしてみるが、どうもインターネットに接続できてない。
今まで使っていたルータとまるっきり同じ設定にしているのに、これはどういうことだろう。モデムをリブートしても、ルータをリブートしても、何をどうやっても接続できるようにならない。
こうなると、もう、何も考えてはいけないと強制されているようなものだ。
設定ツールを使い、画面に書いてあることをよく読んで、その意味は理解せずに、そのまま一字一句言われるとおりにするしかない。
見ると、インターネットに接続できる状態からスタートする、その状態とは、どうやら、PCとモデムを「直接」接続してある状態のことらしいということが分かった。まじかよ。
いままで直接繋いでたんだけれど、今日、はじめてルータを買ったんだ。よーし、お父さん、がんばって設定しちゃうぞー。そういうユーザを想定しているということなんだろう。まぁ、それは分かる。
そして、設定ツールの指示に従って先に進むと、なんと、予想通り、すべて簡単に進んで簡単に動くようになってしまった。まったく、ふざけんなっつーの。
そりゃ、初心者のための設定はすごく大事だけれど、世の中は初心者ばかりじゃないだろ。自動で何かをしてくれるのもいいが、手動でも同じことができるようにしておくというのが、正しい仕様ってもんだ。まったく、バカすぎる。
しかし、こういう、初心者「だけ」に使いやすいものって、時々見かける気がするけれど、なんか、それを作ってる人たちの目指してるところの程度の低さとか浅はかさが露呈しますな。
少なくとは、おれは、自分の浅はかさがバレないような製品を送り出すように心がけてるけれど、マーケティングとの戦いというのは実際かなり大変というのも事実。でも、くだらない妥協をするくらいなら、仕事を辞めるよね、ふつー。他にいくらでも会社はあるし、なきゃ、自分でやればいいのだから。
さて、そうこうしている間に、フォーマットはとっくに終了し、ファイルのコピーも終わって、リブートしてた。あーあ。