28 September '2006 - 03:10 | 技術動向 世界はものすごく狭い
ちょっと前に CNET Japan の「江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance」で紹介されている Lingr というサービスを知った。
ひとことで言えばいわゆるウェブチャットなわけだけれど、それを実装している技術がなんというか感動的。
いや、まあ理屈は分かるけどちゃんと動くのかよってのが第一感だったのだけれど、使ってみたらさくさく動くので目から何枚も鱗が落ちた。洗礼されたシンプルな UI も、今風でいい。
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旅の最終日、八月二十日。日曜日。
七時半、起床。早く寝ているせいもあるが、早起きするくせがついている。
Y とは九時の約束なので、もう少し寝ていてもいいが、目が覚めてしまったので起きることにする。
だらだらと着替え、荷物を片付け、出発の準備を整える。
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旅の十五日目、八月十九日、土曜日。
七時半、起床。外に出てみると空は真っ青。風もない。気持ちいい。
外に出てみると C がお湯を沸かしている。なるほど、その物音で目が覚めたのだな。
お湯が沸いたらさっそくインスタントのみそ汁を作る C。いい香り。自分もお湯を沸かし、C にみそ汁の元をもらう。ウマイ。
みそ汁を飲み干すと、胃がおきてきたのか、さらにおなかが空いてくる。目の前の柿の種をかじりながら、何を食べるか考える。
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旅の十四日目、八月十八日。金曜日。
八時、起床。
さっさと着替えて朝飯だ。空港のそばのモーテルだけあって、当然ながらコンチネンタル・ブレックファストがある。久しぶりの贅沢な朝食に心も弾む。ドーナツとシナモンロールに、コーヒーとオレンジジュースで攻めることにする。まさにアメリカ人の朝食スタイル。
九時半すぎ、贅沢な朝食を満喫し、だらだらと準備を済ませ、出発。まずは目の前スタンドで給油。地図を開いてみんなでルートの確認。さーて、今日もがんばって走りますか。
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旅の十三日目、八月十七日。木曜日。
八時半、出発。
すぐ近くのスタンドに寄って、朝食。
たまには変わったものはないかと冷蔵庫の中をみてみるが、何もない。ハム&チーズ・ブリトーとコーヒーにすることにした。朝はコーヒーに限る。
さっさと朝飯をすませたらさっそく出発だ。今日は、昨日のツケもあるし、頑張る必要がある。最低でも 400マイル (640km) 以上は走らないといけない。できれば 450マイル (720km) くらい目指したい。
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旅の十ニ日目、八月十六日。水曜日。
七時半、起床。モーテルでの朝は楽でいい。テントもシュラフも片付けなくていい。モーテル氏に感謝。
八時、なくなる前に朝飯だ。ロビーに行く。が、そこには朝食はなかった。
どう見てもコンチネンタル・ブレックファストがあると見せかけていた、ロビーの前のその広いスペースには、コーヒーだけがひっそりと置いてあった。通常なら、ここに豪勢な朝飯が所狭しと並んでいるべき棚に、コーヒーがひとつだけとはどういうことか。
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旅の十一日目、八月十五日。火曜日。
八時半、起床。例によって、一番最初に起きて活動を始めていた C の気配で目が覚める。
朝食は、ビレッジで買ってきたシナモンロール。を食べたいが、コーヒーなしというのも悲しいので、Y が出てくるまで待つ。
ただ待っているだけというのもつまらないので、お湯を沸かしてインスタントの味噌汁をのむ。ウマイ。
味噌汁を飲み干し、みんなのコーヒーを淹れ、シナモンロールをほおばる。ウマイ。
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旅の十日目、八月十四日。月曜日。
八時、起床。天気は悪くない。いい感じ。だらだらと準備を済ませる。
準備が終わってのんびりテレビを観ていると、だんだん体も起きてくる。腹が減ってきた。でも今日は九時出発の約束だし、もう少し我慢する。
九時、予定通り出発。
さ て、朝は何にしようか。と思ったら、Y と H ちゃんはすでに朝食は済ませたらしい。九時には朝食も終わった上での出発だと思っていたのか。それは申し訳なかった。ていうか、こっちは九時までは何も食 えないと思って我慢してました。おれも C も腹、ペコペコです。謝るのはそっちです。
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旅の九日目、八月十三日。日曜日。
七時過ぎ、外に人の気配を感じて目が覚める。朝か。外を見てみると、すっかり晴れていて気持ちがいい。
昨夜は、とつぜん降りだした雨が激しくテントを叩く音で目が覚めた。時間は知りたくなかったので時計は見なかった。朝だったらショックだからだ。けっこう長い間バチバチとうるさい音に悩まされたと思うが、気がついたら寝ていたようだ。
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旅の八日目、八月十ニ日。土曜日。
八時すぎ起床。外を確認すると、空は真っ白。全力で雲りだ。ただ雲の間には晴れ間も見え、雨が降りそうな気配はまったくない。雨が降らない曇りの日は、バイクで走るのには適している。
昨晩の約束どおり、今日は九時出発。
これまでは何も決めずに、ただ、おれが先に起きたらその気配で C が勝手に起き、C が先に起きたらその気配でおれの目が覚めるという、阿吽の呼吸だけでやってきた。二人だけなので何の問題もない。
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旅の七日目、八月十一日。金曜日。
八時起床。カーテンを開け、外を確認。空は真っ白。
相変わらずウェザーチャンネルは Scattered Thunderstorm と言い張っているが、気にしない。降るなら勝手に降れ。いや、降るな。
モーテルのオフィスに朝食を取りに行ってみる。コーヒーしかない。ドーナツはないのかと訊いてみたら、そっけなくないという。売り切れではなく、最初からないらしい。ちぇっ。
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旅の六日目、八月十日。木曜日。
七時、気持ちよく目が覚める。外を見ると空は真っ白。雨は降ってない。
なくなる前に、モーテルのオフィスにドーナツとコーヒーを取りに行く。ドーナツには限りがあるので、のんびりしてるとなくなってしまう。みると、シナモンロールとマフィンがあった。期待してなかった分、嬉しい。
たいしたものではないとはいえ、同じ値段で朝食がつくのとつかないのとでは大違い。結果の平等性が重視される日本では許されないであろう、早い者勝ちシステム。アメリカでは機会さえ平等なら結果はどうであろうと、なにも問題はない。
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旅の五日目、八月九日。水曜日。
七時半、起床。
やはり、ベッドは寝心地がいい。テントの設営もなければ片付けもない。やはりモーテルは最高だ。発明したモーテル氏に感謝。
カー テンを開けて外を見ると、空は真っ白でちょっと暗い。ウェザーチャンネルで天気を確認すると、辺り一帯が "Scattered Thunderstorm" らしい。日本語でなんていうのかは知らないが、「ところにより雷雨」って意味。つまり、やられたらやられるし、やられなければやられない、と。うーむ。あ んまり役に立たない予報だが、とにかくカッパを着てけってことか。
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旅の四日目、八月八日。火曜日。
七時過ぎ、目が覚める。目が覚めて、初めて自分が寝ていたことに気づく。昨夜は、雨は降らなかったけれど代わりに砂が降りつけるという物凄い嵐で、なかなか寝付けなかったのだった。
寝たりた感じがしなかったので、そのまま二度寝することにする。
一時間後の八時、今度は気分よく目が覚める。
外の様子を確認しようと起き上がって見たらと、足元においてあったドライバッグが砂まみれになっているのを発見。なんだこれは。テント内においてあったドライバッグがこのありさまとは。
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旅の三日目、八月七日。月曜日。
目が覚め、時計を確認すると、ちょうど六時。ちょっと早いけれど、C が起きている物音が聞こえたので起きることにする。
テントの外に出てみると、空は快晴だけれど、気温は 10度くらい。かなり寒い。起きたときの格好、Tシャツに短パンではちょっと無理。さっさとジーンズをはき、Tシャツの上に長袖のフリースを着る。それでもちょっと寒い感じ。
寒いのはおなかがすいてるせいもある。とりあえず、何か食べよう。
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旅の二日目、八月六日。日曜日。
八時過ぎ、荷物を積み込み、Eureka を出発。とりあえず Ely を目指す。
九時過ぎ、Ely に到着。昨晩は、最悪二時間弱くらいかかるかと思ったけれど、一時間で到着。誰も走っていない道を二人だけで爆走しているので、早い。それに、昨日と比べ て、速い速度にもだいぶ慣れた。最初は 80MPH (128km/h) くらいで走るのも十分怖かったが、もう 90MPH (144km/h) で巡航してもまったく怖くない。
まずはガソリンを入れ、コンビニで朝食をとる。ホットドッグ、サンドイッチ、コーヒーという定番のジャンクフードをほおばりながら、地図を開き、今日の予定を相談する。
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旅の初日、八月五日。土曜日。
始まる前から問題が発生した今回の旅だけれど、とにかく、今日、C と二人で出発する。
朝食を取り、忘れ物がないかを確認し、全ての荷物をバイクに載せる。出発を目前に控え、心があまりに高鳴らないように、平常心で必要な作業を淡々とこなす。
ガラージから出したハーレー二台に子供たちがよじ登って遊ぶ。
こ れから始まる二週間の旅にワクワクしている反面、子供たちには二週間も会えないと思うと、かなり後ろ髪を引かれる思いがする。まあ、写メールという手もあ るし、お父さんが友達と遊びに行ってしまってお家に二週間もいないという状況は、子供たちにとってもいい体験になるだろう。
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八年前に初めてスタージスに行ったとき、そこに各地から集った友人たちと、またいつかここに来れたらいいね… なんて話していた。
Sturgis Rally。ハーレー乗りなら誰しも一度は行ってみたいと思うであろう、世界最大のハーレーイベント。人口、たった六千人程度のサウスダコタの田舎町 Sturgis に、五十万台以上ものハーレーが集まる狂気の一週間。
毎年かならず行くという人たちもたくさんいるが、毎年来てたらきっと飽きるだろうから、四年に一回くらいでいいかと半ば冗談で言っていたら、八年前の四年後、つまり四年前にも行ってしまっていた。
そして、その時、四年に一度、ワールドカップの年にはスタージスに行く、ということに決めた。決めたと言っても、別に何をどう決めたというわけでもないのだけれど、まあ、四年に一回くらいは贅沢にバイクで旅ができるように、日々、頑張ろうと思うことにした。
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この前にぼんやりと考えたこと